今、伊豆で起きていること。

あまり書きたくない事なのですが、大事なことなので触れさせてください。

 

2014年6月に静岡県道路公社のWebサイトに掲載された記事です。「道路公社」とは有料道路の維持管理を行う公企業であり、静岡県の道路公社は皆大好き!であろう伊豆スカイラインの管理業務を行っています。

 

その、静岡県道路公社が、こんな記事を書きました。

 

伊豆スカイラインを走行しようと予定されているライダーの皆さん!危険走行は絶対におやめ下さい!

 

いったい、伊豆スカイラインではなにが起きているのでしょう?


公道をスポーツバイクで「攻める事」は、もはや悪だ。

  • 違反者の多くは30代、40代の社会的に責任を持った大人で、若者ではない。
  • 高校の三ない運動ではないが、乗ることが不可能にならないと自分の行動に責任が持てないのか。
  • もはや社会人としての資質や人格を疑わざるを得ない運転者が公然と走っているのが現状。捕まらなければ何をしてもいいという気運が蔓延している。
  • 伊豆スカイラインのスピード違反は青切符のレベルではない。

 

全て、静岡県警の関係者のお言葉です。

 

私もスポーツバイクが好き、ツーリングも好きですから、伊豆スカイラインのような本当に気持ちのよいワインディングで思わず「スポーツ」したくなる気持ち、よくわかります。なにしろあなたが乗っているバイクはスロットル一ひねりであっという間に100km/hを超えるダッシュを見せ、ちょっとした直線があれば楽勝で200km/hを超え、そして45度を超えるバンク角でもびくともしないスタビリティを持っているのですから。

 

でも、公道でのスポーツは、もはや悪事なんです。

 

2014年に入り、一時は鎮静化していた伊豆スカイラインでのバイクの交通事故は急増を始めました。そして、そのライダーは若者ではなく、我々40歳前後の本来「分別のあるべき、大人」です。その大人が自身の経済力とテクニックで、伊豆スカイラインをはじめとした公道で「スポーツ走行」を行うことが大問題になっています。

 

そろそろ、気づかないといけない。公道でスポーツをしちゃ、いけないんです。

 

騒音が、事故が、我々が大好きなワインディングからバイクを我々自身が遠ざけています。

 

そろそろ、目を覚まさなくてはなりません。

 

公道で暴走行為をやめることのない、中年暴走族たちよ。同じ年代だから、その気持ちはわかる。わかるつもりです。でも、今は昔じゃあないんです。どんな理由を付けても、公道でヒザを擦る行為は正当化できないんです。対向車が怯えてる。歩行者が怯えてる。住民が怯えてる。

 

あなたは自分の子供にその行為を説明できるの?イエローを無視し、制限速度を無視し、割り込み、煽り、抜く。その行為を説明できるの?

 

そう。

 

旅は公道で。スポーツはサーキットで。

 

だったら一緒にサーキットに行こう!誰にも後ろ指刺されることなく、今以上に思いっきり「スポーツ」できる。挑発的に言うなら、公道のヒザスリなんてサーキットスピードのコーナリングに比べたら入口にすら立ててないぜ。そのあなたの腕前、ぜひサーキットで見せてよ。公道でやればパトカーや救急車のサイレンが待ってるが、サーキットならレースクイーンとシャンパンが待ってるぜ。

 

 

ひとりでも、この筆者の思いに賛同してくれる方が現れますように。ひとりでも、公道でのバイク事故の犠牲者が減りますように。ひとりでも、バイクを好きな大人が、子供が増えますように。

 

ご意見がありましたら、ぜひ本画面下部のメールフォームより、お送りください。

 

参考サイト:
レスポンス:http://response.jp/article/2014/10/28/236079.html
レスポンス:http://response.jp/article/2014/10/28/236078.html

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