レースのもう一人の主役、ピットクルー。

レースへ参加、といえば自分がライダーとしてマシンを駆ってコースを走り抜ける、という印象を持つでしょう。

 

でも実際の人数をカウントすると、レース当日にサーキットを訪れてるエントラント(参加者)の内訳は、(ご存知の方には当たり前のことですが)ライダーよりもピットクルーのほうが多いんです。

 

この画像は筑波サーキットで行われている「ツーリストトロフィー」の参加申込書です。ライダー欄は(スプリントなので)1名ですが、ピットクルーは2名の枠があります。そうです、確かにライダーはレースの「花形」かもしれませんが、レースを支えているのはサーキットスタッフの皆さん、そして「ピットクルー」なのです。

 

彼らは決して脇役ではありません。脚光こそ浴びませんがもう一人の主役であることは間違いありません。

 

ライダーが主、ピットクルーが従ではないのです!あるのは「役割の違い」。重要度は、等しく同じです。



ピットクルーの魅力とやりがい。

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それでは、ピットクルーの魅力とやりがい、はなんでしょう?

 

レースに参加できる!

 

まずはコレ。ピットクルーであったとしてもレースという一つの大きな目標(人によっては優勝だったり、完走だったり。はたまた楽しめればいい、だったり)に向かって努力する楽しさ、達成する喜び、そして惜しくも手が届かなかったときのくやしさはライダーと変わりません。

 

いや、ある場面においてはライダー以上のドキドキ、ワクワク、ハラハラを感じているときだってあります!(例:想定ラップを10秒超えてもライダーが戻ってこないとき(笑)

 

レースとは決勝の20分、ではなくレース当日朝から晩までがレースです。間違いなくピットクルーは主役としてレースに参加しています。

 

友情!絆!

 

ちょっとクサいのですが。

 

大抵のライダーは、ピットクルーをとっても大事にします。なぜって、「ピットクルーのお仕事」でも書いた通りピットクルーの貢献はもの凄く大きいことを「実感としてわかっている」し、「ピットクルーがいないとレースに参加すらできない」ことをよく理解しているからです。実際、ピット体制が組めずにレースをあきらめている人がたくさんいたりします。

 

ライダーとピットクルーは一心同体、チームです。

 

いい成績を残せれば皆で大騒ぎ、でしょうし、そうでない場合は「次こそ!」と肩を組んでリベンジを誓うのでしょう!レースに限ったことではありませんが、チーム戦ならではの人間模様がそこにはあると思います。

 

さらに言えば次の「責任重大」にも書いていますが、いくらサーキットが安全対策をしているとはいえ、やはり命がけのスポーツですから、単なるスポーツとは一味違う絆がある、と思います。

 

責任の重大さ!

 

これも「ピットクルーのお仕事」に書きましたが、ピットクルーがネジを1本舐めただけでレースが終わることすらあります。街乗りであればオイルが滲んじゃった、で済む話がサーキットでは多重クラッシュの原因となることすらあります。

 

そんな重要なネジ(ブレーキキャリパーサポート、ブレーキローター、オイルドレン、フィルター、サスペンション、ステム、ハンドル、その他もろもろ・・・)を間違いなく締め付けチェックし、必要な燃料を入れ、「完璧!」にしてライダーに託すんです。

 

文字通り「命を預かっている」と大げさでなく、思います。その信頼に全力で応えたい、と思いますし、ゴールの瞬間の「やったぜ!かーちゃん!」という気分はサイコーですぞ。


 

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