腰上オーバーホールを青空整備でやってみよう。

あーあー、やっちゃった。

 

オイル上がりです。オイル管理が悪く、腰上にダメージを与えてしまいました。ベストラップをたたき出して(14秒台だから遅いよ)いい気になっていたらアレアレ白煙が・・・オレンジボールを出されるほどではありませんでしたが大事を取って引き上げました。

 

その日のうちに(ここ重要、トラブルシュートはその日のうちに済ませること!)ヘッドを空けてシリンダーを外してみると、思ったようなダメージはありません。

 

これならピストンリング交換とバルブ摺合せで復活できそうだ・・・

 

いったん作業は終了、あとは来週のお休みに対応しましょう!

 

大きいビニール(つまりゴミ袋)でぐるぐる巻きにしてしまいい込みます。


オペ開始。3時間1本勝負!

そう、我々アマチュアレーサーはバイクだけに時間を費やすことはできません。

 

作業は(走りも)週末しかできませんし、その週末だってバイクばっかりいじってるわけにはいかないのです。家事の手伝い、子供の相手、買い物、その他もろもろ。もちろんガレージなんてしゃれたものは持ってませんし(いや持っててもいいんですが)、与えられた時間と場所は

 

・土曜日午前中3時間
・家の前の路上

 

しかないのだ。無理だなんて言っちゃいけない。

 

さあ青空整備3時間1本勝負、行ってみようっ!


ピストンリングの交換。

まず、古いピストンリングを取り外し、新しいピストンリングを取り付けます。

 

題材のマシンはSRX250、シングルエンジン空冷ですから、整備性は極めて良好です。ピストンリングも硬すぎることなく、ピストンリングプラーなどを使わずとも手作業で取り外し、及び取り付けが可能です。

 

ピストンリングの端っこは鋭いですから、手をひっかけないように注意。このリング、わずか40分しか走行していないのにもう交換です。涙。


ガスケット。

シリンダを取り付ける前に、液体ガスケットを入れます。

 

ここはクランクケースの合わせ面が縦に入るところですので薄く、ですが丁寧に液体ガスケットを塗り込みます。私は指でごく薄く伸ばした後に、指の腹でトントンと塗布面を叩き、多少ガスケットを「起こして」おきます。

 

この「起き具合」で、液体ガスケットの塗布量を確認します(わかりにくいですよね、スミマセン)。

 

このガスケットは再利用不可です。ヘッドガスケットと違ってシリンダガスケットは安いので私も毎回交換していますが、今回は綺麗にはがれたので脱脂して再利用しています。


シリンダーをセット。

シリンダーをセットします。

 

ここにはダウエルピンが2つ入ります。

 

これ、絶対にエンジン内部に落とさないように・・・私は落としたことがあります。マグネットピックアップツールで何とか取れましたが、かなり焦りました(一つ工具箱に入れとくといいですよ)。

 

新品のピストンリングはテンションが高いので、指で締めつけながら少しずつシリンダーをかぶせていきます。同時にカムチェーンスライダーも通さないといけませんし、カムチェーンを落とさないようにつかんでおく必要があります。つまり、結構忙しいです^^;

 

幸い単気筒なので慎重に焦らずに作業すれば大丈夫。

 

ピストンリングを折るケースもあるので、心配であればピストンリングコンプレッサーなどを持っておけば安心です。転ばぬ先の杖、ですね。


シリンダセット完了。

シリンダーはヘッドと一緒に締め付けられるので、この状態では載せたままです。

 

この段階でオイル(いつも使っているオイル、私は300V信者です)をオイラーに入れて、ピストンとシリンダーの隙間(実際にはこのスキマはごく僅かでスキマなんて呼べる代物ではないのですが)にオイルをたっぷり流し込んでおきます。

 

その状態でサイドカバー中央のふたを開けてTレンチでクランクを回し、ピストンリングを落ち着かせましょう。


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