1号エンジンの復活。Newヘッドの投入。
カズさんから譲り受けた程度良好のNewヘッド、こちらを1号エンジンに移植して、復活させます。
前回の走行で2号エンジンをモノにするためにはかなりの手間(腰下全バラクランクケースバランス取り等)が必要であると判断、2号エンジンはあくまでも「スペア」として保持し、やはり手塩にかけた1号エンジンを復活させることにします。
まあ、最も「手塩にかけた」のはヘッドであり、そのヘッドはすでに廃棄ボックスに入っているわけですが。
このNew(中古だけどね)ヘッドはバルブあたり面の幅も十分に狭くこれならバルブシートカットはまずは不要かな・・・?
バルブシートの擦り合わせ。
とはいっても、そのまま組むほど軟弱じゃあありません(?)。
兎に角、ヘッドのコンディションはエンジンパワーに直結します。可能な限りパーフェクトな状態へ近づけるには、バルブシートの擦り合わせは必須です。
タコ棒とバルブコンパウンドを用いて擦り合わせを行います。くれぐれも擦りあわせ過ぎ、に注意。せいぜい1本あたり5分もやれば十分です。このあたり、いずれ解説ページを起こしますね。
そこそこで済ませたらキレイに灯油でバルブコンパウンドを落として今度は共擦り。つまり、コンパウンドを入れずオイルだけ付けてスルスルと摺合せを行います。
満足したら(疲れたら?)ヘッドを裏返したままバルブを差し込みぱちんとバルブシートを合わせ(ちなみにこの時はバルブスプリング等は組み付けず、バルブを差し込んだだけです)灯油を注ぎ込み密着度チェック。
30分も放置して、灯油が減っていなかったら合格でしょう!
ヘッド組み立て。
バルブの擦り合わせが完了したのでヘッドを組み立てます。
詳しくは「腰上オーバーホール」をご覧頂ければ幸いです。
特に難しいことはないはずです。
ああ、この捨てるヘッド、結構お金かけて仕上げたのになあ。
組み付け。
完成したヘッドをマシンに搭載します。
さあ、これで1号エンジン復活!ダルな2号エンジンと違って、やはり腰下オーバーホール&クランクシャフト芯出しを済ませた1号エンジン、一味違う・・・はずです!
自分で作ったヘッドも楽しみです。