袖ヶ浦フォレストレースウェイ、例によって前日深夜の積み込みからスタート!
雨が多いという印象が強い、袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催される「マル耐」。
ご存知、WithMe主催の「耐久レース風走行会」です。最近筑波サーキットに一生懸命になっているワタシ、すでに袖ヶ浦フォレストレースウェイのライセンスを切らしているため(スミマセン・・・)、「ガウラ」を走るのはこの「マル耐」だけになっております。
いつもどおり深夜の積み込み。
今回からレギュレーションが変わり、250cc未満マシンは赤ベースゼッケン&白文字、となっておりますが・・・まだ白ベース&黒文字のままですね?
そして私の手には、なぜかタミヤスプレーのモンザレッドが・・・。
今回、我がチームからは
- 私(SRX250筑波TT仕様)
- カズさん(SRX250筑波TT仕様)
- omaさん(Ducati1198)
- K原さん(DAYTONA 675R)
の定番メンバー4台でエントリーとなりました。
例によって強力なサポートチームは
- U原さん(予選ランナー&クイズ王&カレーシェフ担当)
- ウチの小僧(専属カメラマン)
という体制です。
絶好の秋晴れ!
そして当日。
筑波ツーリストトロフィーと違って、普通におきて普通に朝ごはん食べて出かけても間に合うのがマル耐久(いや、私がのんびりしてるだけ)。
トレーラーを引いたアクアで館山道を南下、袖ヶ浦フォレストレースウェイに到着!
雨が多いという印象のマル耐ですが、素晴らしい秋晴れです。タイヤは筑波ツーリストトロフィーで予選・決勝の30分だけ使用したPIRELLI DIABLO SUPERCORSA V2、若干路面温度は低そうですがこのコンディションなら十分食いつきそうです。
WithMeギャルもスタンバイ!
そして私はゼッケンベースをピットで塗る!
うん、なんかホンダっぽいぞ!
予選・ブリーフィングは記事すっ飛ばして・・・(笑
さあ恒例の予選はいわゆる「マッスルリーグ」。いつも通りのマラソンなので、詳細は前回のマル耐記事をご覧ください(手抜き)。
我がチームは4人を2人×2組にわけ、それぞれ4時間の前半スティント、後半スティントを分担します。
それぞれのスティントを30分×4に分割、
- カズさん
- わたし
- カズさん
- わたし
- K原さん
- omaさん
- K原さん
- omaさん
の計8スティントとして消化します。組内の相方が走っている間は残りの一人はフル装備でスタンバイ、もし相方が転倒するなどしたら即いつでも飛び出せるようにホットスタンバイする、という作戦なのです。
ライダー整列、チーム紹介とスタート前進行が進み・・・スタート!
※この写真で、フォトコンテストバイク部門優勝?を獲得しました(笑。どこから撮影したか、わかりますか?ドローンは使ってません、
さて、走ります!
第一ライダーのカズさん、順調に集回を重ねます。まあ、ちょとトラブルもありましたが・・・。
今回は参加チームそれぞれレベルが高く、なかなか上位に食い込めない状況。コース上はざわついてる感じ。うーん、ちょっとこのヒート状況はよくないなあ・・・
実は今回のマル耐では結構な転倒があり、救急車も出動していました。
レースじゃなくて「レース風走行会」なのだから、もう少し「引いた走り」が必要なんじゃないかなあ。
なんて思っていたら順番が回ってまいりました。
装具一式を身に着けて、気合を入れる!
おお、ベストラップ更新!
コースインして路面状況を確認しつつ、抑え気味に2ラップ。
よし、路面はきれいだしタイヤも食いつく。走り方を思い出しながら(笑)、徐々にペースアップします。
うーん、4-5-6の左高速と最終の走り方がわからない?もっと突っ込めた気がしますが、ここは無理しないでメリハリの利いた走りでしっかり減速するようにします(ダメだってそんなんじゃ!)。
代わりにといっては何ですが、それ以外のコーナーはビシビシ決まります。広めのコース幅とウルトラライトなマシン重量を生かしてラインをひらりひらりと切り替えながら抜きまくる!
ラップタイマーが2年前のベストラップ、25秒台に入ってた!
テンション上がりまくり!
このときもう脳内に変な液体がドバドバ出てたようで、「イーヤッハー!寝かせー!もっとだー!行っけー!」と叫びながら走ってました(笑)。いや、それはそれとして、冷静に走ってましたよ(ホントです、それなりにレース慣れはしてるので)。
そして、キタ、ベストラップ!マシンはノーマルカムで戦闘力は落ちているはずですが腕でカバーだ?
そして後半組にバトンタッチ。
タイヤは滑るそぶりもないためこれは一気に23秒台か?
・・・と思いましたが、またしても転倒が出てセフティーカーが入りました。数週ほど大名行列をこなしてセーフティカーがコースオフ、残り時間4分・・・
うん、タイヤも冷えてるだろうからアタックはやーめた。
チョイ抑えくらいで予定時間を終了、ピットイン。後は任せた!
第一ライダーのカズさんが手腕の速さでトランスポンダー交換、ライダーを送り出す!
ゴール!
第2組もトラブルなく順調に走行。
もう少し上を狙いたいところですがまあ贅沢は言うまい、無事4時間を走りきってゴール!
冷えてきた袖ヶ浦フォレストレースウェイ、今年のレースはコレでおしまいです。
順位?ああ、まあいいじゃないですか!
ということで、今年も走りきりました!
サーキット。
ここでは、公道では到底体験できない、バイクの「本当の性能」を体験することができます。
とはいえなかなか敷居が高いレース遊び。なかなか「始めの一歩」を踏み出せない方も多いともいます。そんな方はぜひ、この「マル耐」に参加しましょう!サーキット初めてでも参加できてしまう(とはいえ、練習してから走ったほうが楽しいと思いますがそこはそれ、袖ヶ浦フォレストのバイク走行会をぜひ体験してみてください)このイベント。
こんな「初心者大歓迎」の「レース風走行会」を続けてくださっているWithMeのスタッフの方々に、心から感謝申し上げます。
これからもがんばって参加しますので。ぜひ続けてくださいね。
ひとつだけ。袖ヶ浦フォレストレースウェイのデンジャーゾーン。
今回も複数の転倒があったようです。特に、速いバイクとそうでないバイクの接触があったようです。
この図は「袖ヶ浦フォレスト、私的デンジャーゾーン」です。
この矢印部分は、特にラインがクロスします。
3ターン
「速度を残す方」と「速度を殺す方」でラインがクロスします。が、ここは速い方は3ターン入り口で刺しちゃいますので意外と大丈夫です。
4ターン、8ターン
腕に自信がある方はレコードラインを走るだけではなく、速度差のある車両をパスする際はでインを刺さずに、逆に大外を回り前走者をアウト側から押さえ込み、次の5ターン、9ターンのインべたへ直線的に走って明示的にカウンターアタックを掛けたほうが安全かと思われます。
あまり速くない方が広いコース幅に惑わされ、4-5の間、8-9の間で「後続車の前をアウトからインに横切るような」ラインを取るケースが多く、ここで接触の危険があります。
特に4ターン後の上りは3ターンのクリップを奥に取りマシンを起こして直線的に加速する方と、3ターンのクリップを手前に取りきっちりはらむ方でラインがクロスします。前者のラインを取っているときに後者のマシンにからむと目の前を横断される状態になります。
サーキットアクシデントはその加害者・被害者(この言い方がすでに間違っているのですが)の区分けが難しく、お互いがお互いを加害者として、自分が被害者として感じてしまいますがそれは間違い、だと私は思います。はたから見て「AがBにぶつけた」と見えたとしても、AにはAの、BにはBの事情があります。
繰り返しますが「マル耐はレースではなく走行会」です。
余裕を持って前走者を観察し、セーフティなパスを心がけましょう。
少しでも接触事故が減ることを祈って。