た・ち・つ・て・と に関する用語集。
サーキットのた・ち・つ・て・と を解説します!
た
タイヤウォーマー(たいやうぉーまー)
うーん、もう少し真剣に、「バイクでサーキット」に熱中しようかなあ、と思ったときに購入する登竜門。個人的には
- Step1:自走によるファンラン
- Step2:トランスポーターによるちょっと真剣(マジ)モード
- Step3:サーキット専用バイクによるレース参加モード
におけるStep3の必携ツールと考えています。ただ、タイヤウォーマーを買うと発電機が必要なんですよね。筑波も袖ヶ浦もピットが使えるときはコンセントが使えますので、その限りではありませんが。
たまにしか走らないから、タイヤウォーマーはいらないよ、と思っていたのも事実です。が、「たまにしか走らない」からこそ、「走行開始直後の少なくない周回をタイヤを温めるために費やす」のはもったいないですし、危ないですよね。
そう、タイヤウォーマーはたまにしか走らないからこそ、良好なコンディションで走るために必要なツールなんです。
ヤフオクで意外と安く中古が手に入ります。前か後ろ、どっちかが壊れて出品された「片割れ」がねらい目、激安です。NS2に出るような小排気量バイクであれば、前後とも「フロント用」で行けちゃうときもあります(120などの細いタイヤを使用している場合)。なお、タイヤウォーマーは「買うもの」で、「自作するもの」ではありません。なぜか、本サイトを「タイヤウォーマー 自作」で検索してご来場される方が多いみたいなのです。
あと、α13やスーパーコルサなどは「タイヤウォーマーを使うことが前提のタイヤ」と言ってしまってよいと思います。冷えてるときにボロボロ減っていきますから・・・。
竹ぼうき(たけ・ぼうき)
筑波サーキットのコースを守る主力兵器。主に近接防御兵器と位置づけられる。
その配備箇所は各ポスト、オフィシャルカー、事務所と多様。お願いすると実は貸してもらえる。ピットやガレージを使ったときは、これでひと掃除してから帰ると気分がいい。実は私はトランポにマイほうきと塵取りを持参しているのだ。えっへん。
マジ走行後のピット&ガレージ掃除、流行らせません?
ダブルイエローマトリックス(だぶる・いえろー・まとりっくす)
→「ま行の用語:マトリックス・ダブルフラッグ」を参照のこと。
ち
記事はありません。
つ
筑波ツーリストトロフィー(つくば・つーりすととろふぃー)
最高に楽しいバイクイベント。
個人的には「参加型バイクイベント」の一つの究極のカタチだと思う。主催者側のご苦労が偲ばれますが、エントラントも皆努力して参加しているのが見て取れる、いわゆる「楽で楽しいライトなイベント」ではなく、「努力と根性で達成感を味わう」体育会系イベント。もちろん相応の危険もあり、よくぞ致命的な事故なく継続されていると思う。これは筑波サーキット職員の方々のご尽力です。ホントにありがとうございます。
オーディエンスとして観戦してもいいだろうし、カメラ担いでプライベートカメラマンやっても楽しいハズ。もちろん、参加ライダーとコネを作って(私にメールください、何もできませんがパドックパスは関係者価格でお渡しできます)ヘルパー、ピットクルーとして参加しても楽しい!
詳しくは筑波サーキットのバイクレースに出る。をご覧ください。
例え遅くても、あなたが「真剣に闘う(環境と、自分と、ライバルと)」のであれば、意外なほどに皆暖かく迎えてくれます。あと、レースのビリってコース貸切みたいで取っても走りやすいよ!(ブルーフラッグだけ注意!)
て
テーピング(てーぴんぐ)
主にショップ主催の走行会や、ファミリー限定ライセンスのように街乗り用のバイクをサーキットに持ち込む場合に必要な行為。
具体的には、ヘッドライト、バックミラー、ウィンカーやテールレンズ等各種灯火類にガムテープやビニールテープを張り付け、万が一転倒した際にガラス・プラスチックが割れて路面に散らばることを避ける。
流派がいくつかあり、
- ビニールテープをバッテンに貼る派
- ガムテープで全面を覆う派
が主流。個人的には、「バッテン派」はあまり意味をなしていないのではと思う。
いずれにせよ車体カラーにあったカラービニールテープやカラーガムテープを美しく張り込むと、ちょっと、いやかなりカッコいい。知人のドカティオーナーは赤と白の2色のガムテを常備している。エンスージアスト。
と
ドナ・ドナ・カー(どな・どな・かー)
奮戦空しく転倒を喫した場合、その走行枠ないしレースが終わった後にライダーとバイクを迎えに来てくれる回収車。大戦中にドイツ軍で活躍したベルゲタイガーの兄弟車と言える。竹ぼうきを標準装備。
参考画像は筆者のお友達が同車両に搭乗した際の、貴重なもの。
搭乗姿勢は規定が厳しく、
- マシンのフロントタイヤをカーゴ前方に押し当て
- ライダーはまたがったまま搭乗し
- ブレーキを握っておく
必要がある。ちなみに搭乗の際は慌てず散らばった破片をあつめてできる限り一緒に載せたほうが後になにかと捗るはず。
車両だけではなくドライバーも歴戦の勇者。その走行速度は意外にも速く、最終コーナー脇のピットロードで私は落ちそうになった。
かなり昔のバトルオブツインでドカティ数台とテージが多重クラッシュしたことがあり、まさにその際のドナドナカー上は「呉越同舟」。見ているだけで豪華なキモチになれたものだ。