ツーリストトロフィーエントリー用マシンを実際に購入してみる!(身銭切る!NINJA250SL)
と、いうことで・・・!
偉そうにレポートしているばかりではなく、実際に買ってみましょう、ツーリストトロフィーエントリー用マシン!
まずマシンを選びます。手順は以下の通り。
- エントリーしたいレースを決める!
- エントリーするカテゴリを決める!
- 参加レギュレーションに合うマシンを調べる!
- 買うマシンを決める!
- ローンなり現金を集めるなりしてお金を用意する!
- 行きつけのショップで商談する!
となります。
私の場合、
- 筑波サーキットのツーリストトロフィーに出たい!(というか、出てる)
- NS2クラス(ノーマルシングル2)に出たい(というか(略)
- レース用のバイクを買おう!に書いた中から選ぶ
- 現行車がいい!カワサキがいい!のでNINJA250SLだ!
- ローンだ!
となります(笑
消耗品として使い倒す「レース用マシン」をローンで買うなんて、正気の沙汰ではないのですが・・・!!
と、いうことで納車されました!
決断するまで数か月掛かりましたが、思い立ったらあっという間。
ローンの審査も2週間(ネットで一度も銀行いかないで終わりました)、注文から納車まで1週間。
ショップの大将に保安部品外しもお願いしておきましたのでこの状態で納車していただきました。当然、レース専用なので登録なんてしません!
今まで1991年モデルのSRX250に大改造を加え(ノーマルクラスなので改造とはこれいかに・・・でも、レギュレーション範囲内ですよ当然)使用していましたがこのNINJA250SLは当然、2016年式!
実に25年のテクノロジージャンプアップ。
これで今年はイケますね!(嘘です私の腕次第)。
スペックです。
では基本スペックを。
カワサキさんのサイトを拝見しますとこんな感じです。
カワサキのサイトより、引用させていただきました。
車名(通称名) | Ninja 250SL | 一次減速比/二次減速比 | 2.800(84/30) / 3.000(42/14) | ||
---|---|---|---|---|---|
型式 | JBK-BX250A | フレーム形式 | ダイヤモンド | ||
全長×全幅×全高 | 1,935mm×685mm×1,075mm | 懸架方式 | 前 | テレスコピック(インナーチューブ径37mm) | |
軸間距離 | 1,330mm | 後 | スイングアーム(ユニ・トラック) | ||
最低地上高 | 165mm | ホイールトラベル | 前 | 110mm | |
シート高 | 780mm | 後 | 116mm | ||
キャスター/トレール | 24°/ 90mm | タイヤサイズ | 前 | 100/80-17M/C 52S | |
エンジン種類/弁方式 | 水冷4ストローク単気筒 / DOHC4バルブ | 後 | 130/70-17M/C 62S | ||
総排気量 | 249cm³ | ホイールサイズ | 前 | 17 M/C×MT2.75 | |
内径×行程/圧縮比 | 72.0mm×61.2mm / 11.3:1 | 後 | 17 M/C×MT3.50 | ||
最高出力 | 21kW(29PS)/9,700rpm | ブレーキ形式 | 前 | シングルディスク 290mm(外径) | |
最大トルク | 22N・m(2.2kgf・m)/8,200rpm | 後 | シングルディスク 220mm(外径) | ||
始動方式 | セルフスターター | ステアリングアングル (左/右) | 36°/ 36° | ||
点火方式 | バッテリ&コイル(トランジスタ点火) | 車両重量 | 149kg | ||
潤滑方式 | ウエットサンプ | 使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | ||
エンジンオイル容量 | 1.3 L | 燃料タンク容量 | 11 L | ||
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | 乗車定員 | 2名 | ||
トランスミッション形式 | 常噛6段リターン | 燃料消費率(km/L) | 43.0km/L(国土交通省届出値:60km/h・定地燃費値、2名乗車時) | ||
クラッチ形式 | 湿式多板 | 31.3㎞/L(WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時)※3 | |||
ギヤ・レシオ | 1速 | 3.000(33/11) | 最小回転半径 | 2.4m | |
2速 | 1.933(29/15) | カラー | ライムグリーン×エボニー パッションレッド×エボニー |
||
3速 | 1.444(26/18) | メーカー希望小売価格 | 459,000円 (本体価格425,000円、消費税34,000円) |
||
4速 | 1.217(28/23) | 生産国 | タイ王国 | ||
5速 | 1.045(23/22) | ||||
6速 | 0.923(24/26) |
では見てみましょう。
まず特筆すべきはこのスタイリング。
かなり、イイ感じです!
たいていの場合このクラスのマシンは・・・どうしても「安っぽさ」が否めないのですが、NINJA205SLに関してはかなりの質感があります(まあ、レーサーに質感なんてどーでもいいんですが)。
アッパーカウルも大きすぎず小さすぎず、シャープなフェイスです。
ライトを外しちゃってるので大きい穴が開いていますが、ここにヘッドライトが装着されています。なかなか凝った形状です。
メーター回り。
メーターはいまどきの流行の液晶。恐らく軽量なのだと思います、シフトインジケーターはありませんが、まあレーシングユースでもこのままで行けるでしょう。
タコメーター表示はバータイプ、正確な値がつかみにくいですがレッドゾーンにテーピングすれば十分使えると思います。
しゃらくさい(失礼)キーオンシーケンスはこんな感じです。
トップブリッジ
トップブリッジは大胆に肉抜きされており、ハンドルはトップブリッジの下に装着されています。
過激なポジション・・・というほどではありませんが、このあたりもNINJA250SLのコンセプトを表しているのかなと。ちなみにこのNINJA250SL、モーターショーでは「SUPER MONO」というとても素敵なコードが与えられておりまして、私はひそかにそのままリリースされることを期待していたのですが。
フロントブレーキマスターは、まあよくある250ccクラスの角形マスター一体型。
こいつは愛用しているYAMAHA YZF R1のマスターに交換すると思います。
フロントホイール回り
とりあえず、とりあえず使えそうですが・・・。この怪しいウェーブディスク、正直好みではありません。が、厚みは十分にあり華奢な印象はありません。
フロントブレーキキャリパーは完全にコストダウンの影響を受けています、スライド式の型押し2ピストン。
これはレースユースではさすがにアレなので、これまた愛用のTZR250キャリパーに変更の予定。
注目はホイールです。このスポークの細さ!まだ計測はしていませんが、かなりの軽量が期待できます。ちなみに、レインタイヤ用にパーツ価格を調べてみたら(カワサキはWebサイトからパーツリストが参照できるので便利です)なんと前後で11万円・・・!
45万円のバイクのホイールが前後で11万円とは!
ちなみに純正タイヤサイズは17-110。スリムです。恐らくレースでは120のPIRELLI DIABLO SUPERCORSAを使うでしょう。
タンク
がばっと膨らんだタンク。ホールド性はよさそう。
またがってみましたが、伏せてもうまく猫背の内側に入り込んで邪魔にはなりません(私のハラでも)。
フルバンク時に抱えやすそうな形状は嬉しいところです。が、このタンクはもちろんスチール製ですから結構、重心を上げちゃってるんじゃないかと思います。
シート
もはやサイドにゼッケンナンバーを張ることを拒むような鋭いシート。
重量的な問題はありますが、形状的にはいい位置にシートストッパーがあり、とりあえずこのままでもレースに出れそう。しかし、このタンデムシートはタンデムを想定してませんよね(笑
このあたりがカワサキです。
リアホイール回り
マフラーは・・・できれば一度ノーマルで走りたいところですがバンク角の問題で交換してしまうかもしれません(シングルですから、レース管でも比較的安いんです)。スチール製ですが、作りは悪くありません。
相変わらず怪しい刻みの入ったウェーブディスク(もどき)。まあ、どうせリアブレーキなんて車検でしか使わないので、どーでもいいです。
ちなみに純正タイヤサイズは17-130。スリムです。恐らくレースでは140のPIRELLI DIABLO SUPERCORSAを使うことは言うまでもありません。
リアサスペンション
ちゃんとした(?)リンク式のリアショック。プリロード調整しかありません。
ここは大好きなナイトロンを投入したいのですが・・・まずはノーマルで行きます。怖い!
リアビュー
尖ってます(笑
SRX250のように単に細いマシンではなく、でるとこ出てるメリハリのあるボディラインであることがわかります。
さぞ、フルバンクでもホールドしやすいのでしょう・・・。
さあ、どうする?
最低限、周りにご迷惑をおかけしないためには以下が必要です。
- ブレーキの強化
- タイヤの交換
- バックステップによるバンク角の確保
レギュレーション的には以下が必要です。
- ゼッケンプレートの装着
- アンダートレイの装着
- ドレンボルトのワイヤリング
- チェーンガードの装着
- LLCを水に交換
出来ればこれらもやりたい。
- 車載カメラの装着
- マフラーの交換
将来的にはこれらも。
- スペアホイールの購入
- サブコンの購入
それぞれ、じっくりとレポートいたします。
題して、「筑波ツーリストトロフィー、最下位ライダーがNINJA250SLを駆るとどーなるのか?!」
取り付けたパーツの効果ももちろんレポート。サーキットですから、タイムが証明してくれるはず。
乞うご期待、よろしくお願いいたします!