そして、筑波ツーリストトロフィー当日!
さあ、いよいよ筑波サーキットで開催される、筑波ツーリストトロフィーSeptemberの当日です!
決勝当日のレポートはもはやマンネリの感ございますが、例によって早朝自宅出発の図、でございます。
ただ愛車はレンタカーの軽トラック!
しかし、空身の軽トラックってものすごくクイックに走りますね(笑。午前3時半出発、一路筑波サーキットへレッツゴー!!
レースで最も緊張する瞬間・・・予選のピットロード?決勝グリッド?いえいえ。
はい、私が筑波ツーリストトロフィーで最も緊張する瞬間、それは「レース前車検」でございます。
なにしろテイストオブフリーランス等と異なり当日早朝車検(テイストは前日車検が可能です)、もしここで何かあったらもうバッタバタの一日になってしまいますから。
今回は準備だけは入念にした結果、アンダートレイのヒビ(4月の転倒でここまで壊れてた・・・)を指摘して頂いてしまいました。これはあわてず騒がずサポートクルーのぽくさんからアルミテープをお借りして補修して回避(ぽくさん、いつも申し訳ありません、ありがとうございます!!!)。
それ以外は指摘なく無事車検をスムースに終えることができました。
やれやれ。
さあ、いよいよ予選です!
さあ、いよいよ予選の時間が近づいてまいりました。
にわかにガレージは慌ただしさを増します。
NINJA250SLにガスを入れ、各部の最終チェック。よし、OK!
マシン、発電機、タイヤウォーマーをピットクルーに預けて暖気場へ向かってもらいます。ライダーはじっくりと柔軟体操をしてコンセントレーションを高め、そしてライダースーツを着込んでピットで合流。幸いに路面は完全なドライ。申し分のないコンディションです。
オフィシャルの合図でエンジンスタート。
ピット出口へ整列。
オフィシャルのGO!の合図でコースイン!
本当によくあるのがコースイン直後の転倒。タイヤウォーマーでタイヤは温まっているとはいえここは慎重にコースをなぞります。1コーナー立ち上がりでラップタイマー計測スイッチオン。エンジンの吹けチェック・・・OK、何も問題ない。
裏ストレートで全開、でも最終コーナーは控えめに入り2週目に。徐々に各車ペースアップ。焦るなよ俺。2週目の裏ストレートから本気の全開、タイムアタックスタート!!!
が・・・やっぱりリアショックが変だ、最終立ち上がりで何度もラインを外しかける私。ムムム・・・
今できることはこの状況でのベストを尽くすことだけです。とはいえラップタイマーは15秒台に突入。なんとか14秒前半に・・・とアタックするも1コーナー立ち上がりでリアが滑る!こんなペースで?できるだけコーナー前半で向きを変えて立ち上がりラインを変えて・・・
出来る限りのベストを尽くしたが、15秒前半入るか否かってトコロで予選終了!とりあえずコケなかったぞ!ほぼ全台に抜かれたような気がするが??
ピットロードに入りエンジンカット、ピットクルーの皆さんと合流します。
「ワタシひょっとしてビリでした?」
「うんにゃもう一台いたと思うよ」
のほほ、こりゃダメだ(笑
なんとかピットゲット!最後の一枚。
あっはっは、18台中17位が予選リザルト。
まあ、足切り(トップタイムの120%を超えると予選落ちとなります。嘆願書を書くと決勝走らせてもらえるらしいが・・・)も食らわなかったし、まあ仕方ないでしょう。
リアショックはどーにもならないのでこのまま、マシンをいじるところもありません。
ライダーミーティングに参加すれば決勝(12時半)までやることはありません。新型のマシンは手が掛からなくていいなあ。とりあえず睡眠をむさぼるワタシ・・・
さあ、決勝スタート前進行です!
そしていよいよ決勝スタート前進行の時間が近づいてまいりました。
流石我がチームはレース慣れしています、てきぱきとピットクルーさんはマシンと機材を取りまとめ、再び暖気場へ。
この筑波サーキット1コーナー下のトンネルをくぐるときはサイコーの気分です。期待と緊張と、そして覚悟と。
暖気場では一通りのエンジンチェックとタイヤエアのチェック。今日の気温だと走ってさらに上がるかな、温間で1.9への調整をピットクルーさんに依頼。もうやるこたないな、走るだけだ!
Bパドック前で最後のレース前車検。ヘルメットのチェック、そしてマシンの最終チェック。これに合格すると「合格シール」を貼ってもらえます。マシンを並べて発電機を起動、タイヤウォーマーを被せてスタンバイ。
応援に来てくださったヘルパーさん、ピットクルーさんとワイワイ盛り上がります。
オフィシャルさんの合図がありました!ゲートオープン!
素早く発電機を停止、タイヤウォーマーを取り外し台車に搭載。マシンと台車をおしてグリッドへ。
えーと、俺のグリッド、俺のグリッド、っと。ずいぶん後ろだからマシンを押す時間が短くて楽だよねえ。もっと前に行きたいねえ、なんておしゃべりをしつつここで最後のタイヤウォーミング。そういえば、最近からグリッド上での発電機の使用が許可されたようです。
ここでも我がクルーはリラックス(笑 グリッド前のほうではライダー紹介が始まります・・・
ピピー!
オフィシャルさんのホイッスルが響きます。スタート3分前!タイヤウォーマーを外し、ピットクルー退場です。今日もここに並ぶことができました。ピットクルーさんと挨拶を交わし、これから私一人の世界。と・・・
「イイダー!がんばれー!」
黄色い声援!おお、先輩のA山夫妻がピットロードに!ご無沙汰しておりますお久しぶりです!こんな後ろで申し訳ありませんw
エンジンスタート。そしてサイティングラップスタート。前列のライダー達がスタートしたのを見てからエンジン回転数を7,000回転に固定、スタートの練習!うん決まった!ラップタイマーのスイッチを入れつつぐるりと筑波サーキットを一周。
このタイミングで(笑)ひと思案。俺スタート下手だからなあ、スタートでいったん抜かれて最下位において、そこから追い上げてバトルできるかな?予選タイムからすれば十分抜き返すチャンスあるはず。抜き返してから・・・その先は13秒台グループかあ、これ追いかけるのはやっかいだなあ。
最終コーナーをゆっくり抜け、間違えないように自分のグリッドにフロントタイヤを入れます。
先頭に立ったオフィシャルが全台の整列を確認して素早くコース脇へ。ひらりとコンクリートウォールを飛び越えて退避。
レッドシグナル点灯・・・スロットルを開けて7,000回転へ・・・シグナル消灯!スタート!
珍しく絶妙のスタート!てことはバトルなし???
シグナル消灯!
クラッチを素早くミートさせさらにスロットルを開けたして全開!軽くフロントが浮いちゃったけど我慢して抑え込む!おお、ワタシにしては珍しく絶妙のスタートだ!
ちらりと横目で(頭降ると蛇行しちゃうんです)右を見るとアレ、抜かれてないじゃん!
が女性で軽量な34号車、1コーナーへの加速勝負でスルスルとインに食い込まれそう・・・エイッと抑え込む!
1コーナーを立ち上がりつつ前を見るとまだ手の届く位置に13秒グループが。さあどこまで食いつけるか・・・しかしやっぱり速い、じりじりとその間隔は広がります。うーん、ラップで2秒違うと勝負にならない!でも走りやすいっちゃあこれ以上の状況はない!ベストラップ目指してアタックアタック!
しかし・・・ラップタイマーは15秒を割るに至らず。2ヘアの立ち上がりで後ろを確認すると、食いつかれるほどは近くはない。こりゃあ高価なフリー走行だ(涙
そして9週目には同じガレージを使用していたN野サンに抜かればびゅーんと周回遅れに。うおおお脱周回遅れならず!
そのままチェッカーを受けて決勝終了、なんとまあ、悔しい結果となりました。
とはいえ、骨折明けのレースですから。
何とも残念な結果に終わってしまった、筑波ツーリストトロフィーSeptember。
- NINJA250SLでベストラップを出したい!
- 痺れるようなバトルをしたい!
- 周回遅れになりたくない!
の3大目標がすべて未達成という、情けないレースでした。
でもまあ、鎖骨骨折からの復帰戦、タイムはほぼ前回のレースと同じですしこんな時もあるかな?と満足はしています。やっぱり楽しかった!ブランクが長く参加を悩んだときも3秒くらいありましたが、やっぱり人生はチャレンジ。参加してよかったと心から思っています。
スペシャルサンクス!
- ピットクルーを務めてくださったKYOYAさん、ナベック様、本当にありがとうございました。こんなカメライダーのクルーではさぞ歯がゆかったでしょう・・・次回は13秒くらい突っ込みますのでよろしくお願いいたします。
- チームメイトのこすけさん、カッツさん。アドバイスたくさんありがとうございました。こすけさんの「ああしとけばよかった、こうしとけばよかったと言わないレースをしよう」のアドバイス、クリアできたと思います。
- そのほかにもわざわざ筑波サーキットまで足を運んでくださったチーム員の皆様、応援の皆様。本当にありがとうございました。励みになりました。いつか走りでお答えしたいと覚悟しております!
- N野サン、優勝おめでとうございます!今度記念撮影ツーショットで取らせてください(笑