ライダーのお仕事。筑波ツーリストトロフィーに出よう。

あなたがもし、シングル、もしくはツインのマシンを持っている、もしくは愛しているならば。

 

迷うことなく、筑波サーキットで開催されている「筑波ツーリストトロフィー」へ参加されることをお勧め致します。

 

筑波サーキットのレースに出る。」でもご紹介したとおり、このレースは

 

筑波ツーリスト・トロフィー(通称:筑波TT)は、これからレースを始めたいと思っている初心者・初級者の方、そしてリターンライダーの方が気軽に参加できるイベントレースです。

 

引用:公式サイト

 

と位置付けられており、およそ国際クラスのサーキットで開催されるなかで最も敷居の低いレース、だと思われます。

 

ただ、アマチュアレースと言えど筑波サーキットで開催される以上、流石に本格的。あなたがこのレースに参加しようとしたら、以下をすべてそろえている必要があります。

 

  • バイク
  • スペアホイールとレインタイヤ
  • タイヤウォーマー
  • 発電機
  • トランスポーター(レンタカーでもいいです)とラダーレール
  • レジャーテント(2m四方くらいの屋根だけのヤツ)と椅子数個
  • MFJライセンス

 

正直、うむむむ・・・と考えてしまいますよねえ。でも筑波ツーリストトロフィーに参加する車両で自走でサーキットに来るマシンは1台もありませんし、タイヤウォーマーを使わないマシンも1台もありません。また、雨が降ったからといってリタイヤするマシンもありません。全台が当たり前のようにレインタイヤに交換し、グリッドに付きます。

 

これがアマチュアレースの現実です。

 

そんな、いきなりこれだけの機材を揃えられないよ。借りたくても貸してくれる人もいない、やっぱりレースなんて遠い世界じゃない。

 

なんて感想を持たれたあなた。そんなあなたのために、「袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催される、マル耐」があります!ご安心ください&コチラ(ライダーのお仕事。袖ヶ浦フォレストマル耐編。)をご覧ください。

 

ここでは、これらの機材を揃えた、という前提で話を進めていきます。

 

なお、当日のサンプルタイムテーブルをご用意致しました。のタイムテーブルご覧になりながら、このテキストをお読みいただければイメージが湧くと思います。大きい版はコチラ。スマホの機種によっては、こちらをご覧頂いたほうがよいようです。

筑波サーキットの公式サイトをチェックし、レースにエントリーする。

では、とりあえず「筑波ツーリストトロフィー」の公式サイトをチェックします。

 

画面上部の「開催スケジュール 特別規則書 参加申込書」を開いてください。

 

「筑波ツーリストトロフィー」は1年に3回開催されます。毎年少し移動はあるものの、大抵は

 

  • 3月
  • 6月
  • 9月

 

に開催されます。そして、申込み期間は開催日の1ヵ月ちょっと前となります。エントリー費用はクラスによって多少違いはありますが、2万円前後。安くはありませんが、その体験できる価値に比べれば格安だと思います・・・!

 

画面下部の「特別規約書」を熟読したうえで覚悟を決めたら、「参加申込書」をダウンロード。丁寧に記入、押印(忘れる人いるそうです。あ、私だ・・・)したうえで郵便局へGO。現金書留で参加費用と申込書を郵送して手続き終わり!

 

記入するのは以下です。

 

・ライダーの氏名、住所、生年月日、年齢、連絡先、MFJライセンス番号、筑波ライセンス番号、血液型
・ピットクルーの氏名、住所、生年月日、年齢、連絡先、持っているならMFJピットクルー(ない場合は保険料2,000円払えばOK)
・チーム名、希望ゼッケン

 

ね、簡単でしょ?

 

2週間もすると、参加受理書と(憧れのライダーパス)が郵送されてきます。

 

ポイントは、この時点で「ピットクルー」を最低1名、できれば2名決めておかなければなりません。

 

・・・これも実は難関なんですよね、レース仲間が近くにいれば

 

「誰か次のTT(筑波ツーリストトロフィー)、ピットクルー頼める?」

「あー私今回は出ないからいいよー」

 

で済んじゃうんですが・・・。正直、このピットクルーというお仕事は[誰でもできる」ものではなく、「ピットクルーのお仕事。」に書いたとおり全体進行を見ながら的確にライダーを支援することを求められます。バイクに乗ったことない友人や奥様、彼女ではかなり難しいことになりそうですので、できればレース経験者、そうでなくともレースに興味があり「自ら積極的に」ピットクルーとして参加してくれる人を探しておく必要があります・・・。

 

といいながら、ライダーも初、ピットクルーも初、で頑張る方もたくさんいるんですケドね。

 

ピットクルーはMFJのピットクルーライセンスが必要となりますが、もし持っていなくても、申し込み時にエントリー費用と合わせて一人当たり2,000円の保険料を払えばライセンスは免除されます。

 

できれば、一度「マル耐」で「レース慣れ」してから、もう一度このテキストを熟読し(笑、満を持して(?)筑波ツーリストトロフィーにチャレンジ!として頂ければと思います。


レースは前々日深夜から始まる。特別スポーツ走行へ参加しよう。

さあ、唐突にレース2日前になりました。

 

筑波ツーリストトロフィーは、通常土曜日に開催されます。そうなると動き出すのは土曜日の早朝?金曜日の深夜?

 

いえいえ、レース2日前、つまり木曜日の深夜から活動開始!なのです。

 

土曜日のレース当日の前日、金曜日のお昼過ぎに「特別スポーツ走行」という走行枠が各クラス2枠ずつ(20分×2)用意されます。これはレース主催者が、エントラント(参加者・・・我々です)ができるだけコースに慣れた状態でレース当日を迎えられるよう、通常よりも安い金額で用意してくれる走行枠です。ぜひ、活用しましょう。

 

そしてもしあなたがガッツと体力があるならば、金曜日の午前中にある、通常の練習走行枠(C枠、A枠)も走りましょう。もしあなたが250ccに乗っているならば、そして1分15秒前後で周回できるならば、

 

  • C枠2本
  • A枠2本
  • 特別スポーツ枠2本

 

の合計6本走れます!(やりすぎ、お勧めしません)。

 

いずれにせよ、何本か走って体を慣らすとともにセッティングもしないとなりません。筑波サーキットは32個のピットがあり、このピットが使用できれば電源、圧縮空気が使い放題(?)なので非常に便利です(発電機も回さないで済みます)。

 

そして、筑波サーキットのピットは「早い者勝ち」なのです!

 

筆者の経験則的に、午前2時には現地についていないと確実にピットが使えません・・・。

 

と、いうことで、木曜日の深夜、ありとあらゆる機材と積み込んでサーキットへと向かうのです。ちなみに私が使用している忘れ物リストはコチラ

 

 

ということで、午前1時くらいに筑波サーキットへついたら「Bゲート」から入り、すでにできている行列の後ろの車を止めます。ゲートオープンは6時ですから、5時30分までしばしの仮眠・・・おやすみなさい~

 

 

さあ、朝です!後ろを見ると、ほら車がびっしり!

 

しばらく待つと警備員のおじさんが、ピット券?を持ってきてくれます。ここで希望のピット番号(何番でもいいです)を言って券をゲットできれば、ピット確保成功です!

 

と、同時に可能であれば「レース当日の駐車場確保」を行う方々もいらっしゃいます。が、これは端っこの駐車場であれば当日でも十分止められますので、このテキストでは説明割愛します。

 

 

6時にゲートオープン。指定されたピットへ車を移動し機材を降ろし、バイクをピットに並べてタイヤウォーマーを掛けて。

 

そうそう、ピット券はトランスポーターのワイパーにでも挟んでおきましょう、あとから警備員のおじさんが回収に来てくれます。

 

このあたり、ホントローカルルール。恐らく文章にしたのはこのサイトが史上初ではないかしらん。


特別スポーツ走行を走りつつ、マシンのセッティング。

さあ、いよいよ前日練習の開始です。

 

まずコントロールタワー脇の受付所に行き、

 

  • 念書を書いて
  • 筑波ライセンスを提示して
  • チケットを購入

 

します。ハンコが無いときは拇印でもOKですが、ここはスマートに印鑑で押印しましょう。印鑑は毎回必要なものですから、忘れないように。

 

何しろレース前日ですから、今日やることはマシンのセッティングとコースへ慣れてカンを取り戻すことです。決して攻めすぎて転倒してはなりません。とはいえ、腑抜けた走りをするとリズムが崩れて逆効果だったり、これが難しいところなのですが・・・。

 

キャブレターセッティングは基本セットが普段の練習で出ていれば、ジェット1段の上げ下げ・クリップの上げ下げ程度で済むはずです。ここは普段の練習とデータの積み重ねがポイント。
あとはマシンからオイルが漏れてないか、煙を吹いていないか、各部の締め付けのチェック、などを確認しながら走行を重ねます。

 

無事すべての走行が完了したら、もし時間と場所が許すのであれば

 

  • タイヤ交換
  • オイル交換
  • ワイヤリング
  • ライダー受付

 

を済ませておきましょう。

 

タイヤは自分でやらないのであれば、確か1,000円程度を払えばタイヤサービスで組み換えをしてくれるはずです。

 

オイルは廃油捨て場があるので便利ですね。

 

ライダー受付は、参加受理書、MFJライセンス、車両仕様書、決意表明(あるんです)などを持って、体育館の特設受付カウンターで処理できます。今日できることは可能な限り済ませておきましょう。このテキストを読み進めればわかりますが、明日は忙しいよ~。

 

全ての作業を終えたらレンタルガレージにマシンをしまうもよし、トランスポーターに積み込むもよし。早目に自宅、または現地に取った宿に戻って素直に早寝しましょう。飲みすぎはダメ!ゼッタイ!

 

ちなみに、この前日練習でマシンを壊すと徹夜整備が待っています・・・辛いよ!


さあ、レース当日。まずはレース前のごたごたをこなしましょう(ここの主役はピットクルー)。

駐車場集合 6時20分
ピットクルー受付 6時25分
テント設置 6時30分
車検準備 6時35分
テントから車検場前に移動開始 7時00分
車検 7時25分

 

さあ、いよいよレース当日となりました。

 

前日練習もバッチリこなしマシンもバッチリ。あなたも多少は晩酌したでしょうが大人しく早寝をして睡眠たっぷり。現地には5時30分には到着しましょう。

 

空いている駐車場(駐車場にA4サイズの紙が貼ってある場合は確保済なので止めちゃダメです)を探してトランポを停め、

 

  • マシン
  • 装具一式
  • 工具、発電機、レインタイヤその他一式
  • テント、椅子一式

 

を降ろします。そうこうしているうちに、ピットクルーも来てくれました。おはようございます!今日も1日頑張りましょう!

 

ピットクルーの方々の最初の仕事はピットクルー受付。体育館で行うことができます。全員が受付を済ませたら、おろした機材すべて台車に乗せ、1コーナー下をくぐるトンネルの前に陣取ります。

 

なにが始まるのでしょう?

 

当日の拠点となる「テントスペース」の確保です。ここも早い者勝ちなんです・・・。ピットクルーの方の今日一番の出番は、この「テントスペースの確保と設置」かもしれません。まあ、慌てなくても筑波サーキットは広いのでメイン会場?となるAパドックからは離れますが、最終コーナーイン側まで行けば、まずスペースは確保できます。

 

ですから、

 

  1. 先遣隊(ライダーが担当)はテントを持って自転車に乗り、ゲートオープン後に最高速でスペース確保、確保後は場所を後発隊に連絡(Facebookが便利)
  2. 後発隊(ピットクルー2名が担当)は台車とバイクを押しながらテントスペースへ移動、テント構築と機材展開実施

 

を行うとよいでしょう。なお、この手間を避けたければ、

 

  • 有料のテントスペースを借りる(1.5万円程度)
  • 有料のガレージを借りる

 

という手もあります。

 

拠点が確保できたら車検の準備に取り掛かります。これからは流れるように作業をこなさなければなりません。あーもう忙しい!(自転車があると本当に楽です)。

 

 

このあたりの「レース前のごたごた」は、もちろんライダーだけの仕事、ではありません。むしろ実際に手を動かしてくれるのはピットクルーの二人となります。ただし、

 

いつ、どこで、なにをして欲しいのか

 

を明確にしておき、かつ正しくわかり易くピットクルーに依頼するのはライダーの仕事です。

 

ライダーが明確な目的意識を持ち、かつお礼の気持ちを忘れずにピットクルーに的確な指示・依頼をしなければ、この準備はガタガタになります。

 

この辺りの作業は「ピットクルーのお仕事。」にも書いていますので、合わせてご覧ください。


ウォーミングアップ場で暖気、そして予選。

予選へ向けて移動開始 7時45分
ウォーミングアップ 8時00分
予選待機場所へ移動開始 8時20分
予選 8時40分
予選完了 8時55分

 

ピットクルーの2人は車検を無事に通過し、そのまま1コーナー出口内側のウォーミングアップ上でマシンと発電機、タイヤウォーマーを運んでくれています。

 

あなたは車検から戻った装具一式を身に着け、まるで「映画 ライトスタッフ」の精鋭テストパイロットのような面持ちでウォーミングアップ上へ向かいます。

 

すでにマシンのエンジンは掛けられ、前後のタイヤにもタイヤウォーマーが巻かれています。ピットクルーにお礼を言いながらスロットルを受け取り、軽くプリッピング。マシンの最終チェックを行い、心静かに予選開始時刻15分前を待ちます。なーんて書いてますがこの時点でなにかが見つかるようではもうその日は怪しい、日ごろの準備とピットクルーを信じてマシンを温めるくらいしかすることはありません。

 

 

さあ予選開始15分前。予選待機場へ向かいます。係員の誘導に従いピットレーンへマシンを入れ、エンジンスタート。ピットクルーと別れて予選開始!

 

 

わずか15分の走行でなにを発揮できるか。あなたの普段の練習成果を悔いなく発揮しましょう!でも転んじゃダメよ~ダメダメ!意外と予選開始直後の転倒、少なくないんです・・・いくらウォーマー掛けたからといって1週目からのアタックはやりすぎ。慌てず3週目まで待つようにすると、よいようです。マシンに装備したラップタイマーを確認しながら、基本に忠実に。まあ、ベスト1秒~1.5秒落ちくらいなら上出来ではないでしょうか?

 

チェッカーが振られ無事予選終了。ピットインしてそのままパドックへ。

 

待ってくれているピットクルーにマシンを預け、テントに戻りましょう。


ブリーフィング。

ブリーフィング 9時40分
マシン整備 10時20分

 

慌ただしかった準備と予選が終わり、ちょっとだけ一息。

 

予選から決勝の間は2時間くらいの合間があります。この間はブリーフィング(ライダーズミーティング)という、参加ライダー向けのミーティング(30分くらい)があるだけで、ここまで順調に予定をこなしているならばのんびりできる時間帯なのです。ピットクルーのお二人にもパドックウォークを楽しんできて頂きましょう。あなたはライダー仲間と優雅にトークをこなすもよし。仮眠を取るもよし。

 

え、予定通りこなしてないときは?

 

そりゃ修羅場です、エンジン積み替えたり、マシンの補修をしたり・・・でも、2時間ありますから準備しておけば大抵何とかなるのです!(経験者)。

 

さて、ライダーズミーティング。

 

コントロールタワー脇のVIPルーム(って書いてある)で行います。内容は

 

  • 規則等変更があった場合の説明
  • 当日の天候やコース状況
  • フラッグの説明
  • 各種注意事項伝達

 

があります。まじめに、聞きましょう!

 

このライダーズミーティングを行っている最中も、他のクラスのレーススケジュールは粛々と進められています。部屋からはホームストレートやパドックを見下ろすことができます、独特のレーサーのエンジン音を耳にしながらブリーフィングを聞きつつ、ああ、ようやく僕もレース出ることができたんだなあ、と感慨深くした思い出があります。

 

さあ、ミーティングが終わったら決勝準備!

 

ピットクルーにも散歩から帰ってきて頂きましょう!

そしてスタート前進行・・・決勝グリッドへ。

スタート前チェック 11時55分
スタート前進行 12時9分
決勝 12時20分

 

いよいよ決勝進行です。

 

余裕を見て11時45分にテントを出発します。11時55分よりスタート前チェック。ピット裏のチェック場で、オフィシャルによるヘルメットと最後のマシンチェック。これを通過して、初めて決勝参加のGOサインが出ます。柔軟体操をして、トイレに行って、スポーツドリンクを飲んで。ライダーは静かにコンセントレーションを高めます。ピットクルーはマシンにタイヤウォーマーを掛けタイヤを温めながらゲートオープンを待ちます。

 

さあ、ゲートオープン!

 

マシンをピットクルーに預け、ライダーはフロントスタンド・リアスタンド・タイヤウォーマーを持ってグリッドへ向かいます。グリッドへ着いたらマシンをスタンドに上げ、すかさずタイヤウォーマーを巻きます。余熱でタイヤを温めるのです(コース上での発電機の使用は認められません)。

 

サーキットDJによるライダー紹介が始まりました。ウォーマー外せ、エンジンスタートの合図が流れます。

 

最後まで付き合ってくれたピットクルーにお礼を言い、握手して分かれます。遂に独りぼっちになりました。僅かに鼓動は高ぶりますが意外なほど頭は冴えています。

 

フラッグが振られ、ウォーミングアップラン、スタート。


ウォーミングアップラン、そしてスタート!

実はこのウォーミングアップランも、衝突・転倒などのトラブルが多いのです。

 

各車がタイヤを温めるために思い思いの速度、ラインで走ります。巻き込まれないように少しアウト側を走りながら、自分のマシンのチェックをします。私の場合なぜか(?)予選と違うエンジンを積んでいますので(汗)、1ヘアピンでコーナー立ち上がりのトルクはきちんと出ているか、アジアンコーナーでパーシャルからのツキはよいか、裏ストレートで全開までキレイに吹けるか。そして全開からのスロットルオフでしゃくりが出ないか。後方を振り返りながら白煙を引いていないことも併せてチェック、よし、OK・・・。

 

最終コーナーをゆっくりと回って26番グリッド(後ろから3人目)へマシンのフロントタイヤを割り込ませます。

 

はるか前方でレッドフラッグが振られ、そしてマーシャルがコース外へ退避。

 

コントロールタワーにレッドシグナル点灯・・・そして消灯!スタート!

 

ライダーのお仕事。筑波ツーリストトロフィー編。

 

スロットルはレッドゾーンぎりぎりで固定、絶妙のクラッチミート、全体重を前に預けてホームストレートをフル加速・・・さあ、決勝の始まりです!

 

決勝中の内容はサーキット日記へ記述しております、ご覧ください

そしてレースは終わる。

やれやれ、なんとか転倒もせずにチェッカーフラッグを受けることができました。

 

各コーナーポストのマーシャルの方々が旗を、手を振ってくださっています。観覧席のオーディエンスの皆さんも暖かい拍手で迎えてくれます。転ばないように気を付けながら手を振り返し、ゆっくりとウィニングラップ(これ、優勝しなくてもこう言っていいのかな?)を走ります。裏ストレートエンドで間違えないようにピットレーンにマシンを入れ(2回まわるとダブルチェッカーといって罰則対象です)、ピットイン。

 

待ってくれていたピットクルーにマシンを託して、テントへ向かいます。

 

もっとちゃんと走れよー、いやいや頑張ったってホント。

 

軽口を叩きながらも無事走り終えてほっと一息。いろいろ課題はあれど、まずば怪我なしが一番です。

 

もしあなたが会心のレース展開を見せ表彰台へ登れる順位に残った場合、あなたが向かう場所はテントではなくホームストレートど真ん中。そう、暫定表彰式があなたを待っています。レースクイーンからもらったシャンパンを抜いて記念撮影しましょう。

 

いつかは、私も・・・!

 

とりあえず記念撮影でもしましょうか!

 

 

あとはピットクルーと力を合わせてのんびり撤収、すべての機材を車に積んであとはご飯を食べるもよし、他のクラスのレースを眺めるもよし。次回に思いを馳せつつ、レースは無事完了です。

 

お疲れ様でした!

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