筑波ツーリストトロフィーJUNE。つまり、6月場所。

さあ、やってまいりました「筑波ツーリストトロフィー JUNE」、通称「6月場所」。

 

月一練習は絶やさず、しかも1回あたりの走行数を大目に練習しているワタシ。その甲斐あって、どうやら15秒台での周回はコンスタントにこなせるくらいにはなったようです。

 

15秒なんて威張れるタイムじゃねえだろ!

 

というツッコミは、まさに仰せのとおり。

 

でも、1分20秒から初めてコツコツ刻んでここまで来たわけです。そして、レースで15秒前後で走れれば「周回遅れ」の憂き目を見ずに済む!という大きな違いもあったりして。

 

まあ、個人的見解ですが

 

  • レースに参加して
  • 最後尾グループに食い込んで
  • バトルを演じる

 

には、15秒が必要ってわけです。そう、今回はそのスタートラインに立ったわけですよ・・・ふっふっふ。ぐっふっふ。


雨のスポーツ走行(涙

前日である19日(金)、特別スポーツ走行の日です。そして、スタート練習もできる日です。

 

もちろん休暇を会社から頂きそれに参加します。特別スポーツ走行は2枠用意されておりそれぞれ午後。それでは、ということで午前中の通常のスポーツ走行からC枠の2本目、すなわちC2を合わせて予約。合計3本走る計画。

 

早朝3時半に起床、4時出発しました。この時点では雨はなかったのですが・・・。

 

5時半に筑波サーキット到着!お世話になっている「超軽合金Zットん!?」の面々と合流。ガレージと駐車場を確保したのちにピットへお店を広げます。が・・・

 

ポツポツと振り始める雨。C1は微妙なレインコンディション。C2は・・・ほぼフルウェットですがひとつ前のA1枠走行車両を眺めると、リアタイヤからはしぶきが上がっていない。行ける!ドライタイヤでレッツゴー!

 

しかしほそーいライン上が僅かに乾いている程度で無理はできません。1分20秒程度のタイムでエンジンの調子を見ておしまい。交換したクラッチも問題なし(はい、伏線)。

 

午後の特別スポーツ走行はますます雨が降りしきる状況となってしまい、1本だけ走って2本目はキャンセル。

 

取りあえずドライタイヤで走ることはできました、が20秒のリズムを体に残して本番を迎えるのか・・・明日の予定は晴れ。ドライコンディション、わずか15分の予選で15秒ペースに戻せるかしら?不安はありますが、やるしかありません!

 

悪天候のためスタート練習も実施されず、取りあえず前日イベントは終了!

 

泊まり込みのチームメンバーと別れ帰宅、飲んで寝る・・・

本番当日です!

明けて本番当日。

 

見よ、この晴天!見よこの行列!

 

例によって私が参加するNS2(ノーマルシングル250ccクラス)は車検も予選も決勝も、すべてトップバッター。スケジュールはタイトです、出来るだけ早く車検を受けて少しでも余裕を作りたいのです。ゲートオープン15分前に並んでいい位置を確保。

 

今回は(も?)車検は1発OK!

 

幸先よくマシンを暖機場へ持込み、クルーに預けて私は着替えにガレージへ。

 

さあ、予選開始です~


予選・・・まずます!

計測器トラブルで予選開始は30分ディレイ。しかも本来15分の計測時間が10分に短縮されるそうな。(5分のフリー走行+10分の計測走行)。

 

まあ、私はスロースターターなのでいつも通り走ればいいでしょう。

 

ピットサイドの日陰でGOサインを待ちます。ヘルメット顎ひもOK、ツナギのチャックOK、ガソリンコックOK・・・60秒前・・・30秒前・・・GO!

 

流石にツーリストトロフィーに参加して○年、タイムと順位はアレですが精神的には意外なほどに落ち着いています。前日の悪コンディションの中、きちんと走り込めたこともプラスしているのでしょう。ピットロードを走りながら車載ラップタイマーオン、ピットアウト、1コーナー・・・2周はコース状況を確認しながらタイヤを温めます。

 

うーん、多少のウェットパッチはありそうだけどこれは無視だね。つまりドライと思って攻めちゃえばいい!

 

2週目の裏ストレート、フルスロットルからそのまま全開で最終コーナーへ。膨れるラインそのままホームストレートを抜けて計測開始。

 

ん、今回は遅いマシンがいない・・・抜かないでいいからほぼクリアラップで走りやすいけど、こりゃ油断してるとまた最下位かな?なんて思いながらタイムを詰めていきます。17秒・・・16秒・・・15.7・・・15.3、うん、まずはこの辺りが目標タイム、まだ1コーナーと2ヘアで頑張れそう、どうしようかな?と思ったものの、まあ壊してもアレなので15秒台で周回を重ねあっという間に予選完了。

 

リザルトは・・・1分15秒3、25台中20位!

 

まずますっすよ♪


スタートまで・・・

なにが凄いって、マシンの調子は悪くないし(若干濃いハズ、という推察はありましたがデータがないのでジェッティングそのまま)異常もない。

 

いつもならバタバタしてしまうこの「予選-決勝」の合間が、なんとも優雅なムードになっております。

 

クルーに集合時刻を伝えて自由行動してもらい、私はガレージで体力温存!

スタート前進行、グリッド上・・・そしてスタート!

いよいよ決勝!

 

クルーのM谷氏にマシンを、O間氏に機材を託してグリッド上へ。

 

前後のスタンドを掛け、ウォーマーを掛け(ちなみに筑波サーキットはグリッド上での発電機の使用が禁止なんです・・・ガソリン漏れ対策?余熱を期待して掛けるだけです)て待機。

 

サーキットDJによるライダー紹介が始まります。いつもは後ろの我々が紹介される前にウォーミングアップランが始まっちゃうのですが今回はなぜか進行がゆったりしており?初めて自分の名前が呼ばれる声を聴いたりして。

 

さあ、3分前。エンジンスタート、そしてウォーマーを外してスタンドを降ろして、最後まで付き合ってくれたM谷氏ともお別れ。これからは俺の時間。

 

・・・燃料コックOK、あごヒモOK。ツナギのチャックOK。

 

旗が振られ、ウォーミングアップランスタート。

 

一応クラッチミートの練習をする・・・が、後続のライダーはマジスタートくらいの勢いで私を抜いていきます。ああ、これくらい真剣にクラッチミートの予行練習をするのね・・・と今更(はい、コレも伏線)。

 

1週くるりとコースを回って、さあいよいよ決勝開始・・・!


スタートミス!そこから始まるドッグファイト!

レッドシグナル・・・消灯!スタート!

 

と思ったらポンとフロントが上がって思わずスロットルを戻しちゃった。しもうたと思って開け直してももう遅い。

 

予選でエンジン不調だったカズさんが絶妙なスタートで左からあっというまに集団前方へ。右からはやはりお友達の34号車がするするするっとこれまた絶妙なスタート。

 

追っかけながら2ヘアを立ち上がりつつ後ろを見ると・・・あれ、誰もいない?なんてこった、ビリっけつ俺?カッコわるい!(注:実際にはもう一台いました)

 

やはりジェッティングが濃かったようで(予想はしていましたが薄くて壊したくなかったので)裏ストレートも微妙。得意の最終コーナーで前走者に食いつき、2週目の1ヘアで34号車、23号車をパスしてCXを立ち上がる。前方に見える集団、あれが15秒グループ・・・と思っていたら2ヘアで差し返された・・・。

 

そこからが熾烈な三つ巴のバトル。

 

 

インフィールドで刺しても裏ストレートで抜き返される。最終は私に分があるもインに飛び込めない!アウトから並んでもかぶせきれない・・・

 

 

1ヘア、CX、裏ストレートでぐるぐる順位が入れ替わるバトルがほぼ全周にわたって続きます。ああ青旗振られた・・・周回してきたトップに躱され周回遅れに。ん、ということはコレでもう終わりか・・・


抜きつ抜かれつ、抜かれて終わる。

ラストラップ、泣いても笑っても最後の最終コーナー!

 

だめだ、インに入れない!勇気が足りない!

 

裏ストレートから大外狩りでアウトからのかぶせを狙うもやはり34号車に並びきるに至らず、無念のゴール!

 

23号車、34号車、そして私の順でした。その差、わずか0.5秒・・・

 

このグループのアタマ取りたかった!そして、できればもう一つ上のグループでバトルしたかったなあ~!でもそれには裏ストレートの速度をなんとかしなくては。インフィールドで頑張っても裏ストレートで抜かれると厳しい、タイムも17秒台という残念な結果。抜きつ抜かれつだとタイムは伸びませんね。

 

裏で追いつかれないマシン?2ヘアの立ち上がりのテクニック?体重?

 

たぶん、全部ですね。

 

毎度のお話ではありますが、お力添え頂きましたピットクルーやヘルパーさんのご献身がなくては、僕はグリッドに立つことはできません。

 

今回も懲りずにピットクルーを引き受けてくれたおまさん、水谷氏。
その他いろいろお力添え頂きましたヘルパーの皆さん、厚くお礼申し上げます。

 

さあ、次回・・・!


リザルト。

筑波ツーリスト・トロフィー in JUNE

予選

25台中20位 1'15"325

NS2/Terminator's 2(予選) Weather :晴れ Track :ドライ

決勝

25台中24位 1'17"033

NS2/Terminator's 2(決勝) Weather :晴れ Track :ドライ

※タイトルクリックでリザルトへ。

 

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