レース前日に開催される「特別スポーツ走行」に参加!
今年のレースはどうもパリッとしない。
パリッとしないどころか上半期を終えて
- 筑波ツーリストトロフィー3月場所・・・DNS
- 袖ヶ浦フォレストレースウェイマル耐5月場所・・・転倒リタイヤ
とまともに参加できたレースがゼロ、という悲惨なありさま。これはツイてない・・・ではなく、事前準備の不足であろうと判断し少々職場で無理をいってお休みを頂き、レース前日(つまり金曜日)の特別スポーツ走行に参加しました。
特にピットに未練はないので(ピットを使用したい場合は最遅でも午前2時には筑波入りする必要がある)、例によって午前3時半起床で筑波サーキットへ。
トレーラーとヴィッツをマシン&機材で満載にして出発!・・・ワンボックスだと楽なんだろうなあ。
ピットにお邪魔。
ピットには未練なしと申し上げましたが・・・。
掛け持ち参加させて頂いている「超軽合金Zットん!?」のCEO兼エースライダーこすけ氏と、腕利きメカニック兼社長のKATS@R'S CRAFT氏にお声掛け頂きずうずうしくもピットへお邪魔。
次回から私もピット争奪競争に参加しますね~!
さっそくベストラップ更新(といっても17秒、遅いよ)
さて1本目。
天候も持ってくれて路面はドライ。
まずはFCRの調子を見るために無理しないで・・・あれ、やっぱり速い気がする!マシンなりに走らせているのにスピードが乗る、調子に乗ってブレーキングをどんどん送らせて・・・
調子見でいきなり1.0秒のタイムアップ!
17秒で何言ってんの、って話ですがいいんです、先が明るくなってきた!
調子に乗って2本目、これはコースが混んでいて、また明日のレースが大事と心にブレーキが知らず知らずに掛かって(笑)、それ以上のタイムアップはならず。
よしよしこれで明日のレースの準備は万端・・・と思いきや。
ふとセルを回すとヒューン・・・。
あれ。クランキングしない。ワンウェイクラッチが壊れた?このタイミングで?
マジかよ!
オイルを抜いて左エンジンカバーを外す。そして・・・わかったこれだ!
スタータークラッチとフライホイールを締結するボルトが緩んで折れました。 インパクトでガッチリ締めたのに・・・わずかに緩んで、緩んだ瞬間に面圧が抜けてボルトがせん断荷重に耐えられず折れたのでしょう。8mmのT10ハイテンが3本折れるとは・・・
本当であれば、マシンは筑波サーキットのレンタルガレージに保管、必要な機材一式を降ろして身軽に帰宅、ゆっくりと休息を取り9時には就寝する予定でしたが・・・
さあ、直すぞ!マシンを積め!
結局今回もばたばたと。
さあ自宅に戻ります。
が、途中でライコランドによって(ちょうど間にあるの)ネジロック剤(高強度)を購入しておきます。決して難しい修理ではありませんが、時間的リスクがありますから手順をよく頭の中でシミュレーションして、作業中にあれがない、これ買ってこなきゃ、が無いようにしないと。
あ、液体ガスケットも買っておこう。
では、修理開始!
作業性を考えてSRX250はトレーラーに載せたままで作業します。うん、こういう時はワンボックスよりもトレーラーの方がいいかもしれませんね。
エンジン左サイドカバーを開けて、シフトを入れます。愛用の電動インパクトドライバーとフライホイールプラーでフライホイールを外しワンウェイクラッチを取り出します。
折れたボルトを抜き取り(トルクが抜けてるので簡単に取れました、一応逆タップも買っておいたのですが)、丁寧に脱脂。
ボルトにネジロック剤を入れてがっちりと締め付けます。
最終チェックをして左エンジンカバーの合わせ面を脱脂、ごく薄く液体ガスケットを塗り付け(この方が次回外す時にスムースです)装着、修理完了!
明日の作業リスト作成。
なんとか修理は完了、ただしもう深夜(24時近い・・・明日も早起きなのに)なのでエンジン始動確認はできません。
セルスイッチをチョンと押すとキュルっという音と共にクランキングする手ごたえが。
よし、治った!
えーと、明日の朝現地でオイル入れてワイヤリングして・・・作業忘れが無いように(オイル入れないでエンジン掛けたことあり・・・)リストを作って・・・よし、準備完了!
ばたばたしちゃったけど、もし今日特別スポーツ走行を走っていなかったら、つまり今までのパターンでレースに出ていたら・・・。
このワンウェイクラッチトラブルは、レース当日に発生していた可能性が高いです。そうであったら2戦連続でDNS。
やっぱり、少しは進歩したんだと思うことにしましょう。
目覚まし2つ掛けて、おやすみなさい~