バックステップを入手・・・できないので作る。

ノーマルステップではバンク角が足りずにガリガリ擦っちゃう、ので取りあえずスペーサープレートをかましてノーマルステップのまま位置をバック20mm、アップ20mm程度ズラしていました。

 

これはこれで悪くなかったのですが純正のステップ&プレートがどうにも重いこと、そして可倒式ステップが頼りない事、ノーマルの分厚い防振ラバー(250と言えどシングルはかなり振動キツイんです)がスポーツライディングにはそぐわないため、バックステップを入手しよう、と決心したのが2011年末。

 

しかし売ってない!

 

SRX250のバックステップ、マクレーンが販売していたようですが(ちなみに旧型マクレーンのそっけない造形は素晴らしいと思います)、当然新品なんてありませんし中古もネットーくションで信じられない値段がついています。

 

こりゃ勿体ない、てなことで自作することにしました。

 

私はこんなことをやっているもんで、パーツ加工には全く抵抗がないのでした。


ということで、年始の3連休でステップを仕上げちゃおうと思います。

 

当初構想ではヒールプレートとペグベースの一体感がなく(まあ、見た目の一体感なんてどーでも良いのですが転ぶと取れそうだった)やけにスペースを取っていたので小さめに作り直しました。まだ昭和の香りが抜けませんがまあ、これで進めましょう!

 

んでもってペダルの図面を引いて、ブレーキマスターサポートの構成を検討して・・・あ、でも明日は習志野駐屯地の降下初め見に行かなきゃいけないから・・・間に合うのか?

 

最近使い始めたCAM、Cat2Dが極めて操作性良好です、これはお勧めです。


完成!

自作って言っても難しい事はなんにもなく、加工機を持っているかどーか、のハードルを越えてしまえば要は

 

・市販のバックステップをじっくり観察する。
・CADで図面を引く。
・削る。
・組み立てる。
・取り付ける。
・おしまい。

 

なのです。

 

工夫したところといえば、リアのマスターシリンダを足首に引っかからないようにヒールプレートのウラに入れたこと、あとは全体のデザインを今っぽく「なりすぎない」ようにしたくらい。

 


構想こそ長かったものの、結局全工程が2日程度で片付いてしまうという生産性、これでも細かいもの入れれば片側10以上のパーツで構成されているものが一発で寸分の狂いもなく組みあがるさまを体感すると、この

 

2D⇒3D

 

という工程は凄いもんだな、と他人事のように感じます。

 

せっかくココまで仕上がったんですから量産に入りますかね。知人のCBR250R用、ZZR1100用などなど。板材の削り出しならばたいていのことはできるようになりました。

 

次は溶接覚えて、アルマイト覚えれば・・・もう十分かな?あ、ライテク磨くの忘れてる!

 


あ、このあたりの自作話はココに詳しく書いてあります。ご笑覧くださいませ。


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